こけしのお手入れ・保管について

卯三郎のこけしは天然木を使用し、さまざまな装飾を施しています。
木目の美しさや鮮やかな発色を保ち、暮らしに末長く寄り添う工芸品であるために、
お手入れや保管のコツをお伝えいたします。


|直射日光を避けて
太陽光による色焼けや色あせを防ぐため、直射日光のあたらない屋内にお飾りください。
直射が当たらなくても、光量や経年により徐々に色落ちする場合がございます。

|温度と湿度にご注意を
熱源の近くやエアコンの吹き出し口付近など急な温度変化のある場所や、湿気の多い場所、結露の生じる場所に飾ることはお避けください。

|水濡れ厳禁
こけしは濡れに大変弱い工芸品のため、水洗いや水拭き、濡れた手で触れることはお避けください。
絵付け部分の剥げや変色、乾くときに木に亀裂が入る恐れがあります。

|ホコリはやさしく払って
かぶってしまったホコリは、ハタキや乾いたやわらかい布で撫でるように取り払いましょう。
キズや色落ちの原因となりますので、強くこすったり濡れた布で拭くことはおやめください。

|保管前は全体をやさしく拭き上げて
お雛さまこけしや五月人形こけしなど、つぎの季節が来るまで箱にしまっておくこけしは、片付け前にひと手間かけておくと安心です。

1. 乾いたやわらかい布で全体をやさしく拭き上げます。
   指紋が目立つ箇所は、乾いた布で円を描くようにやさしく馴染ませ拭き取ります。

2. 購入時に包まれていた緩衝材(なければ新聞など)に1点ずつ包み込んで箱の中へ。

3. 直射日光と高温多湿を避けて保管。