卯三郎こけしの職人
二代目卯三郎
| 岡本 有司 Yuji Okamoto
初代卯三郎の長男。昭和23年群馬県渋川市生まれ。22歳より父に師事。
こけしに素朴さを求め、安らぎや温かみをシンプルに表現した作風に、作家自身のおおらかさが重なる。平成25年に群馬県功労者として表彰され、県内の創作こけし産業を牽引する。
全群馬近代こけしコンクールにて最高賞である内閣総理大臣賞を3度受賞。平成27年「春の道」、平成30年「小さな春」など。
主な作品
『春月』 →
| 岡本 芳江 Yoshie Okamoto
昭和25年群馬県渋川市生まれ。19歳より初代卯三郎に師事。
青空に溶け込むうららかな桜花、燃え尽きるごとき里山のもみじ、花びらのように舞う雪片など、身近な風情を一体のこけしに表現する。
昭和60年全日本こけしコンクールにて作品「時の流れ」が女流作家初の内閣総理大臣賞を受賞。
主な作品
『しあわせ』 →
| 岡本 義弘 Yoshihiro Okamoto
二代目卯三郎の長男。昭和47年群馬県渋川市生まれ。20歳より初代卯三郎に師事。
木そのものの佇まいや木目を尊重し、既成概念を超えたダイナミックな造形美でこけし工芸に新風をもたらす。
受賞作に、全国近代こけし展文部科学大臣賞の「青嵐」や全群馬こけしコンクール農林水産大臣賞の「眠る山」など多数。
主な作品
『ネコのサリー』 →
| 岡本 弘行 Hiroyuki Okamoto
昭和49年群馬県渋川市生まれ。二代目卯三郎の次男。
キャラクターこけし誕生の土台を築く。作家「卯三郎の孫」として独自の世界観を展開する「kokechi」を運営。
受賞歴:
平成22年全国近代こけし展文部科学大臣賞(デビュー初年)
ほか
『ぬくもり』 →
| 石曽根 信行 Nobuyuki Ishisone
初代卯三郎の次男。昭和24年群馬県渋川市生まれ。18歳より父に師事。
落ち着いた色合いのケヤキを好み、素朴で温かみのある童女を表現。
コンクール受賞作に「風の子」や「春を待つ子」、ロングセラー商品に「春彩」がある。
主な作品
『飛翔』 →
| 石曽根 八千代 Yachiyo Ishisone
昭和27年群馬県渋川市生まれ。22歳より初代卯三郎に師事。
なめらかな造形とやわらかい線で日常の暮らしを表現。お客様の声から生まれた「幸せ地蔵」は人気作のひとつ。
絵本世界を表現した作品「いちょうの舞」では通産大臣賞を受賞。
主な作品
『幸せ地蔵』 →