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卯三郎こけしの創業者。大正6年群馬県榛東村生まれ。
人工石や金属による工芸品づくりを経て、昭和25年にこけし製造を始めました。
間もなく、当時主流だった筆の絵付けに加え、彫刻や焼き絵を施した立体感のある表現技法を生み出し、今に至る卯三郎こけしの原型を築きます。
木材の割れを防ぐ研究に熱心に取り組み、加工に不向きとされた木材を次々とこけしに取り入れることに成功。
木目が美しい「ケヤキ」に大好きな椿の花をあしらった卯三郎の代表作『寒椿(カンツバキ)』は昭和天皇お買い上げの光栄を賜りました。
昭和54年に手仕事と機械を組み合わせた量産化体制を整えて以来、こけしの生産量全国一を誇る工房へと成長させ、平成21年7月満91歳にて永眠するまで生涯現役を貫きました。
代表作 『寒椿』→